村田大輔の本音で朝ブログ

村田の日記のようなものです

大学受験 高3夏から受験まで

こんばんは!

昨日の続きです。

高校野球が終わってからの話です。

 

・スタートは重かった

高校野球が終わるまで英単語と古文単語の暗記をコツコツとやってきました。しかし、まだまだ基礎(英単語、熟語、文法、古文単語、日本史の語句の暗記)が固まっていないと感じていたので、夏休みで英語、国語、日本史の基礎を固めることを決めました。

しかし…意気込んでスタートしようとしましたが、高校野球を終えた村田は燃え尽き症候群になりかけました。負けた翌日は家でずっと寝てました。

これはいけない、すぐに勉強モードにしないといけないと思い、その翌日、とりあえず塾に入り、毎日少しずつ勉強を始めました。でも、他の高校の野球の結果が気になって夏休みの最初はうまく勉強できませんでした。塾の自習室に行っても、途中で寝たりぼーっとしたり携帯いじったりしてほとんど勉強出来ずに、帰るという日が何日かありました。受験期を振り返ると夏休みが一番苦しかったです。1日勉強するという習慣がなかったからうまくできなかった。あと、どの科目も暗記をして基礎を固めないといけなかったけれど、暗記ばっかりしていると手を動かさないし(僕は暗記は読んで覚える派だった)、眠くなって、寝てしまうことがよくありました。寝てしまうと本当に自分が嫌いになりました。こんな感じだったので夏休み中にあった模試は全くできませんでした。先が思いやられました。あと半年もないのにどうしようと不安になりました。

 

・早稲田の野球部練習会に行く

そんな夏休みの後半に早稲田大学野球部の練習会に行きました。早稲田か慶應に行きたいと思っていた僕はとりあえず早稲田大学の野球部はどんなものなのか実際に体験してみたかったのです。

しかし、実際に練習会に参加してみて、なんか違うなって思った。これは本当に直感なんですけど、ここに行ったらダメだと思った。高校受験の時もそうでした。直感でダメだって感じたのです。当時の僕はとても憧れていた早稲田大学野球部。しかし実際に自分の目で見て体験してみると、思っていた雰囲気とは違った。憧れていた分、とても残念だったけれど、自分の直感を大事にしようと思って早稲田大学を目指すことはやめました。(このあと、この選択をしてよかったなって思うことが何度もありました)

 

慶應一本に絞る

結果的に消去法で慶應に行こうと決めました。あと、慶應の方が響きがかっこよかったので(笑)。消去法とか言ってるけど、この時点で慶應を目指せる範囲にはいませんでした。

でも、目標を立てなければ始まらないので、慶應合格を目標にして、周りの人にも隠さずに言いました。それまでぼんやりと早慶を目指していたから、ぬるい勉強になっていたのだと思います。しかし、目標が明確になるとスイッチが入りました。本気で慶應一本を目指すと決めた瞬間に国語は受験科目から消えました。なぜなら慶應の受験は英語と歴史と小論文だからです。僕は慶應だけを目指したのでその日からとにかく英語と歴史をやりまくりました。英語と歴史で8割取って、小論文は勉強せずに書くだけ書いて少しでも点数もらって、合格最低点でも合格できればいいと決めました。これが僕の慶應合格のための戦略でした。

 

・環境大事

あと、9月に塾を変えました。夏から通っていた塾では上を目指す雰囲気みたいなものがなかったのでここにいたらダメだと思いました。これも直感。その塾には高校受験ではお世話になったけれど、大学受験では河合塾がとても評判良かったのでそっちにしました。実際に行ってみると全然違いました。塾によってこんなにも雰囲気違うんだって感じました。やっぱり環境大事。

 

うまく勉強できなくて苦しかったけど、なんとか基礎をやり続けた夏休みが終わりました。そして、2学期になり学校が始まりました。周りのみんなも受験モードになっていて、気が引き締まりました。やっぱりやっぱり環境大事。

 

・勉強法の勉強

いま振り返ると何してるんだよって思うんですけど、僕は9月くらいに突然、勉強法の勉強をしました。なぜか分からないけど、この勉強法は正しいのかと疑問を持ち、勉強法を学べばもっと点数伸びるだろうと思って勉強法の本を3冊くらい買って読みました。そんなことせずに勉強しろよって感じですけど、その時の僕は、相当焦っていたんだと思います。でもその時読んだ本の内容とか全く覚えてないです(笑)。

実際、勉強法は自分がやりたいようにやるのがいいと僕は思います!(ただ受験の戦略はめっちゃ大事だと思います。)

 

・ハマる

また、この時期にホリエモンの「ゼロ」という本も読みました。この内容は明確に覚えています。その本には、受験勉強は努力するのではなくハマることだと書いてありました。例えば、子供の頃ゲームをやったり、漫画を読んだりして、夕飯を食べることも、寝ることも忘れて没頭したあの感覚。ゲームや漫画じゃなくても、夜遅くまで、家に帰らずに公園でずっと遊んでいたあの感覚。なにもかも忘れて没頭することができれば勉強だって楽しくなるとホリエモンが本に書いていました。

僕は10月くらいから少しずつ勉強が楽しくなってきました。多分、基礎が固まってきて少しずつ理解できるようになってきた、実力がついてきたからだと思います。分かるようになるとようやく没頭できるようになってきた。そして、あれもやろうこれもやろうと意欲的になっていきました。僕は英語長文を解くのは苦手だったけれど、やってみよう、自分の実力を試してみようと思うようになりました。

だんだんと勉強にハマっていきました。

しかし…学力は上がっていったものの、慶應には全く及ばなかった。ずーっとE判定です(最後の模試までE判定でした)。でも、その時はほとんど気にしてなかったです。最後に受かればいいとずっと思っていました。

11月・12月・1月も模試など経験して、着実にレベルアップしている実感がありました。この時「しっかりやれば伸びるんだ」と自信がついていきました。

 

・受験期のメモ

僕はiPhoneのメモアプリに自分が感じたこと、考えたことをよく書き残します。受験期を振り返るといろいろなメモが残されていました。少しだけ紹介します。

2016.9/3

死んでも勝て、死んでも受かれ

ルーティー

死ぬ気でやれ、死なないから

勉強RPG

筋肉記憶法

座禅

失敗を恐れるな!

他人は、やってる

TIME WELL SPENT

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2016.10/16

才能は潜んでいる

1万個実をつけるトマト少しの何か違いがある

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2016.10/21

試験日に今までこれだけやってきたと思える自信をつくる

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2016.10/24

時間は解決してくれない

常にベストを尽くす前後裁断

続ける継続

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2016.11/14

明日試験でもいいと思えるくらい自信がつくようにやる

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暑苦しい言葉が並んでいて、恥ずかしいです…

自信をつけるというメモが2つもあって相当自信をつけたかったことがうかがえます。

 

センター試験

そして、毎日勉強を重ね、年を越して、1月14日にセンター試験を迎えました。しかし、僕はセンター試験は無視してました。とりあえず受けるだけという感じでした。センター対策は学校と塾でやる過去問とテストだけでした。自分で対策することはしませんでした。

なぜ、対策しなかったのか。それは慶應にはセンター利用がないからです。だから、勉強する意味ないと思い、対策しないことを自分で決めました。これも戦略です。あと、慶應のための勉強をしていればセンター試験は余裕だと思ってました。

しかし、実際にセンター試験は英語と日本史と現代文で8割くらいでした。3教科で9割くらい取れると思っていたのでちょっと焦りました。でも関係ないと思ってすぐに忘れました(笑)。

 

慶應の試験へ

そこから2月13日の慶應経済学部、14日の商学部、15日の文学部、16日の法学部、17日の総合政策学部へ向けての最後の追い込みをかけました。慶應だけで5個も受けさせてもらいました。親には感謝です。最後の1ヶ月はめっちゃ不安だったけど、その不安を取り除くために、やれること全部やりました。商学部と経済学部と総合政策学部を中心に過去問を何年も解いて傾向をつかんでいきました。文学部と法学部はあまりやりませんでした。というかできませんでした。対策する時間が足りなかったのです。

 

そして、ついに慶應の受験の日がやってまいりました。新横浜のホテルに前泊して受けにいきました。

しかし、当日の朝起きたら鼻水がやばかったです。。しかもだるさもあった。試験中も自分の鼻水で集中できなかったです。周りの人にも迷惑かけたと思います。。申し訳ありませんでした。

翌日の商学部も体調は万全ではなくて、出来は良くなかったです。

3日目の文学部の試験から体調が良くなりました。しかし、どの学部も手応えはほとんどなかったです。最後の総合政策学部の試験が終わった時は「ついに終わったー」と感じました。手応えはなかったけどやれることはやったので、終わった瞬間スッキリしました。

そして、浜松に帰りのんびりと過ごしながら結果を待っていました。

 

・結果発表

 

法学部の結果が最初に出たのですが、不合格でした。その2日後に文学部と商学部の結果が出ました。一番行きたかったのは商学部だったので後から見ようと思って、先に文学部を見ました。ダメ元で見たら、受かってました。さけびました。あれは嬉しかった。いろんな人が喜んでくれた。頑張ってよかったなって思った。

こんな感じで僕の受験は終わりました(文学部以外、全部落ちました笑)。

 

・受験を通して感じたこと

受験を通して自分に自信がつきました。やれば伸びるということを実感しました。半年間勉強を継続できたことで、強くなったと感じました。

…しかし、大学に入ってから、受験勉強をせずに入ってきた人が多くてびっくりしました😵

付属校から来た人、指定校推薦、AO入試、FIT入試、いろんなシステムで入ってきた人がいることが分かりました。そして、僕がしてきた、受験勉強をして入学試験を受けるという方法は、効率悪すぎたと思った(笑)。まあ今は、受験勉強してよかったなと思っています。

 

あと、感じたことは受験では効率がいい人が圧倒的に強いと思った。僕は受験期の半年間のうち、その日の勉強量に満足できた日はほとんどないです。机に向かっていても集中してない日もあったし、すぐに休憩をとりたくなる日もありました。さらに机で寝てしまったりしたこともよくありました。本当に効率が悪かった。僕の尊敬するホリエモンは受験期、毎日10時間睡眠して、起きてる残りの14時間を全て勉強にあてていたそうです。10時間寝てたってどんだけ(笑)。めちゃくちゃ効率いい。

なにが言いたいかというと、ただ机に向かっている時間が長いから勉強できるようになるわけではないということ。効率を良くする、無駄な時間をなくす、これは何ににおいても大事なことだと思います。

 

あともうひとつ、受験で感じたことは周りの人間とても大事ということ。学校にも塾にも、志の高い、ポジティブな人たちがたくさんいた。そういう人たちと関わって、勉強できて本当に良かったと思います。

 

大学受験を経験してきて、(これはいろんな人が言ってると思いますが…)僕は受験勉強はRPG(ロールプレイングゲーム)と同じだと思います。勉強することで自分の力(レベル)を上げていく。そして、最後に、ボスを倒す=志望校合格する。

こうやって楽しくないことも無理矢理、楽しんでやっちゃえばいいんだなと思いました。そうやって、楽しんでやってたら、脳は素直なので勝手に楽しくなってきます。

受験勉強は大学に入るための手段なので、嫌でもやらないといけない。だったらこうやって自分をモチベートしてやることが大事だなと思いました。

 

いま、大学生のぼくには自由が与えられています。やりたいこと、好きなことをやれる環境にいます。

ただ、これから先、僕が好きなことをやっていく過程でも、必ず嫌なこと、面倒なことにぶつかることはあると思います。そういった時は受験で培った、楽しくないことも楽しむ力、ハマる力を発揮したいと思います。

 

・受験生へ

最後に、これから受験を控えている人へ伝えたいことがあります。

それは、自分の頭で考えて自分で判断しよう。ということ。

受験期ってめっちゃ不安ですよね。だから、いろいろなものにすがりたくなる。先輩がどうやっていたとか、受かった人はどうやっていたとか、なんの教材を使っていたかとかすごく気になると思います。

でも、方法は人それぞれ。いまの自分の状況を分析して、自分で決めなければならないと思います。他人に流されず、自分が納得できる方法を選びましょう。

不安だと思うけど他の受験生もみんな不安です。安心しましょう。

でも、戦略はしっかり立てましょう。戦略とは自分がどうやって勉強していくかの計画です。何点くらいを目指して、どの科目をどれだけやるか、いつまでにどのくらいのレベルになっているか、など。戦略に関しては受かった人の意見を聞いて参考にするといいと思います。

最後に偉そうなことばっかり言ってすみません。受験頑張ってください。

 

 

受験期を振り返ると本当に濃い半年間だったなと感じました。濃かったのでたくさん語ってしまいました。

これからもっともっと自分のことを語ることができるくらい濃い人生にしたいな。

こんなに長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました!!!